□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 「パネルシミュレーター3」簡易ヘルプファイル □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 作成者:松岡 充浩(Matsuoka,Mitsuhiro) ●「パネルシミュレーター3」について  「パネルシミュレーター3」は、朝日放送のテレビ番組「パネルクイズ・アタック25」で使われているような「パネル」をパソコンで再現するためのソフトです。  パネルの枚数やレイアウト、プレイ人数、アタックチャンスのタイミングを自由に設定したりすることができ、いろいろアレンジして楽しむことが可能な仕様となっています。  このソフトの現在のバージョンが作られたのが1999年、非常にありがたいことに「Windows10」でも普通に使用できるのですが、ヘルプファイルが使えなくなってしまっているため、この簡易ヘルプファイルを作成いたしました。 ●基本的な使い方  画面の左側がパネル、右側が解答者ボックスになります。  まず、解答権を取ったプレイヤー(解答者)の解答者ボックスをクリックします。  その色の解答者ボックスが点滅しますので、次に取るパネルをクリックします。  プレイヤー(解答者)が誤答した場合は、解答者ボックスをクリックして色が点滅した状態で「誤答(M)」をクリックします。  次の問題から2問(設定により変更可)「お休み」となり解答ができなくなります。  その間解答者ボックスの色が消えます(クリックしても点滅しません)。  誰も答えが出ない場合は「スルー(T)」をクリックします。  問題数1問をカウントし、「お休み」中のプレイヤーの休みを1問消化します。 ●パネルの取り方のルール(アタック25)  クイズに正解すると1枚パネルが取れます。自分の色のパネルで他の色のパネルを挟む(タテ・ヨコ・ナナメ)と間のパネルが自分の色に変わります(オセロやリバーシをイメージしてください)。  残りパネルが5枚になると「アタックチャンス」です。  アタックチャンスの場合は、最初に取るパネルを指定し、次にアタックチャンスの狙い目として消すパネルを指定します(パネルが黄色に変わります)。  すべてのパネルが埋まると、「ゲームセット」です。  最初に取るのは必ず「13」のパネルになります。  それ以降のパネルについては、「他の色のパネルを挟める位置」「他の色を挟める位置がない場合は、その次に挟むことができる位置」「その次に挟むこともできない場合はすでに取られているパネルに隣接する位置」が指定できます。 ●便利な機能 ○ルール判定・パネルお知らせ機能  ルール上取ることができないパネルは取れないようになっています(ルールを無視して取ることができるように設定することもできます)。  また、解答者ボックスをダブルクリックすると、ルール上取ることが可能なパネルをお知らせします。 ○お手つきカウント機能  解答者が誤答した場合のペナルティ(お休み)をカウントできます。 ○シンキングジングル  「ジングル(J)」をクリックすると、誰も答えが出ないときの音楽(シンキングジングル)を流すことができます。解答者ボックスをクリックすると止まります。  サウンドファイル(wavファイル)が必要です。 ○戻し・送り機能  操作を誤った場合などに、直前の状態に戻す(アンドゥ)ことができます。  いくつでも戻すことが可能です。  また、戻しすぎた場合に「送り」でやり直す(リドゥ)こともできます。  戻した状態で1枚でもパネルを取ると「送り」は無効になりますのでご注意ください。 ○再現ファイル  パネルの取り方を保存して、いつでも呼び出して再現することができます。 ○ログファイル  パネルの取り方を記録したファイル(いわゆる「棋譜」)を出力できます。 ●キーボードによる操作  「1」〜「8」および「F1」〜「F8」が解答者ボックスのクリックに対応します。  パネルを指定するときはキーボードでパネルの番号を指定し「Enter」を押します。  「誤答」は「M」または「*」キー、「取消」は「Esc」「X」または「/」キー。  「スルー」は「T」または「-」キー、「ジングル」は「J」キーを使用します。 ●メニュー説明 ▼「ファイル(F)」メニュー ○再現ファイル読み込み(O)・保存(S) ※「Ctrl+O」「Ctrl+S」でも操作可  パネルの取り方を「再現ファイル」(拡張子.psr)として保存したり、保存した「再現ファイル」を読み込んだりすることができます。 ○ログ書き出し(L)  パネルの取り方・盤面の状態・各プレイヤー(解答者)の正誤数などの情報を「ログファイル」(拡張子.log)として書き出します。 ○リセット(R)  取られているパネルをすべてクリアし得点もゼロにします。  「コンフィグ」メニューで変更した設定はそのままになります。 ○終了(X)  「パネルシミュレーター3」を終了させます。 ▼「ゲーム(G)」メニュー ○成績情報(I) ※「Ctrl+I」でも操作可  残パネル数・各プレイヤー(解答者)の正誤数などの情報を別ウィンドウに表示します。このウィンドウを出したまま進行することも可能です。 ○パネル判定(J)  このメニューを選んでオフ(チェックマークが消える)にすると、ルール上取れないパネルでも取ることができるようになります。  もう一度選ぶとオン(チェックマークがつく)に戻り、ルール上取れないパネルを取ることができなくなります。 ○ルール一時的変更(R)  総問題数の制限や誤答のときのペナルティ(お休み)の問題数を変更できます。 ▼「コンフィグ(C)」メニュー ○名前変更(N)  各プレイヤー(解答者)の名前を変更できます。  5人以下の場合は全角5文字、6人〜8人の場合は全角3文字まで表示されます。 ○設定(S)  いろいろな設定を変更します。 ・効果音(S)  チェックを消すと効果音が出なくなります。 ・ダイアログ(D)  チェックを消すとダイアログ(「あと1枚」「アタックチャンス」などのお知らせ)の表示が出なくなります(パネルの下のメッセージ領域には表示されます)。 ・得点表示  解答者ボックスの得点表示を変更します。  昔の電光風の表示(I)と普通の数字の表示(F)を選択できます。 ・スピード  パネルの色が変わる速度を調整します。  「標準(N)」「高速(H)」「超高速(U)」の3段階で選択できます。  「超高速」だと一瞬でパネルが変わります。 ・画面サイズ  「パネルシミュレーター3」の表示サイズを選択します。  そのPCで表示できないサイズは選択できません。 ・設定記憶(M)  ここにチェックを入れて「OK」を選択すると、次に起動するときもそのときの設定を保持することができます。  「OK(0)」で設定変更を有効にします。  「キャンセル(C)」で設定変更をキャンセルできます。 ○エディット(E)  パネルの形状やプレイ人数・アタックチャンスのタイミングなど設定できます。 ・パネルエディット  最大9×9のエディット領域に自由にパネルを設定できます。  最初から特定の色で取られた状態にすることもできます。  パレットの中から色を選び(色なしパネルは左上・パネルを消す場合は左下をパレットから選びます)、エディット領域をクリックするとその色のパネルが置けます。 ・最初に取るパネルの指定  「変更(S)」をクリックすると、最初の1問で取るパネルを変更できます。  「変更(S)」をクリックし、最初に取るパネルをエディット領域でクリック(数字が黄色になります)し「決定(S)」をクリックしてください。  パネルをクリックせずに「決定(S)」すると、最初の1問でどのパネルでも取れるようになります。 ・プレイ人数  プレイヤーの人数を指定します。4人から8人まで指定できます。 ・アタックチャンスのタイミング  アタックチャンスのタイミングを指定します。残りパネル何枚でアタックチャンスになるかを数字で指定します。最大9回まで設定できます。 ・総問題数制限  指定した問題数に達すると、いわゆる「ウェストミンスターの鐘」が鳴ります。  このソフトではウェストミンスターの鐘が鳴ってもゲーム続行は可能です。  なお、最大問題数は499問となります。 ・誤答時のペナルティ  誤答のときのペナルティを設定します。0〜9まで設定できます。  誤答したときに、次の問題から設定した問題数の解答権がなくなります。  「OK(0)」で設定変更を有効にします(パネルはリセットされます)。  「キャンセル(C)」で設定変更をキャンセルできます。 ※エディット機能で「OK」にするとパネルがリセットされますのでご注意ください。  「総問題数制限」「誤答時のペナルティ」は「ルール一時的変更」パネルをリセットせずに変更できます。 ※エディット機能で作成したパネルを保存する場合は、「再現ファイル」機能をご利用ください。 ▼「ヘルプ(H)」メニュー ○ヘルプ(H)  ヘルプファイルを表示します。  Windows10では使用できません。このファイルをご利用ください。 ○バージョン情報(A)  バージョン情報を表示します。 ●効果音について  このソフトは、サウンドファイル(拡張子wav)をソフト本体と同じフォルダに入れておくと効果音を出すことができます。より臨場感あふれる形で楽しめます。  効果音ファイルは以下のファイル名にしてください(大文字・小文字が違うと音が出ない場合もありますのでご注意ください)。 A25start.wav …スタート時の音(「アタック!25〜」) Push1.wav〜Push8.wav …それぞれのボタンを押したとき、パネルを取るときの音 miss.wav …誤答時(お立ち)の音 Thinking.wav …誰も答えが出ないときの音(シンキングジングル) Acpre.wav …アタックチャンスまであと1枚のときの音 Acbell.wav …アタックチャンスになったときのベルの音 Atchance.wav …アタックチャンスの問題に入るときの音 Westbell.wav …時間切れ(問題使い切り)の音(ウェストミンスター) ●このソフトについて  プログラム部分についての著作権はすべて松岡充浩が保有しています。  このプログラムは無償で使用できますが、このプログラムの使用によるすべての結果については当方では一切の責任を負いかねます。  なお、このソフトにつきましては「アタック25」を放送している朝日放送様の明示的な許可を得ているわけではありませんので、商的利用を行う場合は十分にご注意願います。 ●効果音について   Copyright (C)1993,1998-2000,2021 松岡 充浩(Matsuoka, Mitsuhiro)