ここでは、その一覧を示します。趣(形態)については簡潔さを重視し、詳細な説明は省略しています。文字だけではわかりにくいので、デジカメ新調したら画像も入れてみようかな(^^;)。
「銘」(技名) |
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野分 |
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のわき | 箱を倒してしまう
(このとき蝶が立つと過料なし) |
過料二十
(無) |
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手習 |
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てならい | 扇が蝶に当たらない
(箱に扇の要を当ててしまうと過料) |
無
(過料一) |
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花散里 |
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はなちるさと | 扇・蝶が地に倒れる | 一 | |
関屋 |
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せきや | ◎ | 扇が蝶に当たったあと箱に立てかかる
(両褄上がりだと二点増) |
一
(三) |
藤袴 |
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ふじばかま | ◎ | 扇が蝶に当たったあとで地紙を下にして箱に立てかかる | 二 |
梅枝 |
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うめがえ | ◎ | 扇をはさむ形で箱・蝶があり、蝶が倒れる | 二 |
末摘花 |
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すえつむはな | △ | 扇・蝶が箱をはさむ形で倒れる | 三 |
紅葉賀 |
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もみじのが | ◎ | 蝶が扇の親骨の部分に少しかかった状態で倒れる | 四 |
絵合 |
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えあわせ | ◎ | 蝶が扇の紙の部分に少しかかった状態で倒れる | 四 |
行幸 |
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みゆき | △ | 扇が箱に要を地につけて立てかかり、蝶が倒れる | 四 |
夕顔 |
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ゆうがお | △ | 蝶が扇の紙の部分の上で倒れる | 五 |
松風 |
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まつかぜ | 蝶が箱の上で倒れる | 五 | |
夕霧 |
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ゆうぎり | △ | 蝶が扇の紙の部分の下に隠れる形で倒れる | 五 |
総角 |
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あげまき | ◎ | 扇が要が浮いた状態で箱に立てかかり、蝶が倒れる | 五 |
須磨 |
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すま | 蝶との間に箱をはさむ形で扇が枕に立てかかる | 六 | |
花宴 |
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はなのえん | 蝶が箱にぶら下がる | 七 | |
朝顔 |
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あさがお | △ | 蝶が扇の骨の部分の上で倒れる | 七 |
鈴虫 |
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すずむし | △ | 蝶が扇の骨の部分の下で倒れる
(骨間より蝶立てば十点増) |
七
(十七) |
賢木 |
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さかき | ◎ | 倒れた蝶の上に箱に立てかかった扇が乗る | 八 |
薄雲 |
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うすぐも | △ | 箱に立てかかった扇の下に隠れるように蝶が倒れる | 八 |
若菜(下) |
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わかな(げ) | 蝶が箱の上で倒れ、扇が箱に立てかかる | 八 | |
柏木 |
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かしわぎ | ◎ | 蝶が扇の要(骨をつなぐ鋲の部分)にかかって倒れる | 八 |
宿木 |
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やどりぎ | ◎ | 箱に立てかかった扇に蝶が乗る | 八 |
早蕨 |
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さわらび | △ | 蝶が地で立つ | 十 |
澪標 |
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みおつくし | 箱の上に扇が乗る | 十一 | |
匂宮 |
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におうみや | ◎ | 扇をはさむ形で箱・蝶が立つ | 十一 |
若紫 |
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わかむらさき | 扇が箱に立てかかり、蝶が地で立つ | 十三 | |
東屋 |
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あずまや | 蝶が扇との間に箱をはさむ形で立つ | 十三 | |
帚木 |
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ははきぎ | 蝶が箱の上で倒れ、その上に扇が乗る | 十五 | |
明石 |
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あかし | ◎ | 立った蝶との間に箱をはさむ形で扇が枕に立てかかる | 十五 |
空蝉 |
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うつせみ | △ | 蝶が箱にぶら下がり、扇が立てかかる
(蝶にかかって扇が浮いていれば十五点増) |
十八
(三十三) |
桐壷 |
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きりつぼ | 箱の上に扇が乗り、蝶が地で立つ | 二十 | |
少女 |
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おとめ | ◎ | 箱の上に扇が乗り、蝶が箱にぶら下がる
(蝶が要にかかれば十点増) |
三十
(四十) |
真木柱 |
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まきばしら | △ | 箱に立てかかった扇の要に蝶がぶら下がる
(蝶の鈴の部分が扇の要にからんで下がると二十点増) |
三十
(五十) |
浮舟 |
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うきふね | △ | 地に倒れた扇の上で蝶が立つ
(この形が投者から見て箱の手前でできると十点増) |
三十
(四十) |
蓬生 |
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よもぎう | 地で立つ蝶の上に扇が乗る
(扇の地紙が地に触れず両褄上がりになると十五点増し) |
三十五
(五十) |
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横笛 |
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よこぶえ | ◎ | 扇の骨の上で蝶が立つ | 三十五 |
御法 |
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みのり | ◎ | 箱に立てかかった扇の地紙に蝶が下がる | 三十五 |
篝火 |
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かがりび | 扇が箱に乗り、その要に蝶がぶら下がる | 五十 | |
夢浮橋 |
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ゆめのうきはし | 蝶が立ち、その蝶と箱に扇が橋のような形で乗る | 五十 |